香港について

こんにちは。

今日は香港について特に経済的な話を書いていこうと思います。

ちなみに僕自身小学生の時に1年半ほど香港に住んでいたため実は結構思い入れのある国です。ちょうどSARSの収束が発表された後で日本人は今よりも少なかったように思います。初めて暮らした外国で50階建て近いマンションの42階に住んでいました。夜景と時々聞こえる汽笛がとても異国的だったのを覚えています。

 

さて、香港といえば中国の特別行政区として結構有名だと思います。この特別行政区の成立、つまりイギリスからの返還から今年の7月1日で20年がたちました。この20年間、一国二制度によってある程度の自治を認められてきた香港では多くの市民が自分たちは「香港人」だと考えています。だから20周年の記念式典で習近平が中央からの独立をけん制したり中国人としての国民教育について言及したのはまあまあショッキングな出来事だったと思います。実際に香港に住んでいた僕も香港とほかの中国の都市ではだいぶ雰囲気が違うと感じました。まあ、結局のところ人も文化も根っこは中国なんですけど。。。

 

香港が返還された20年前、中国経済はまだまだ小さく、香港のGDPは中国のGDPの20%余りを占めていました。20年たった今、この割合は3%程度になり、一見存在感を失ったかのように思います。しかし、香港経済はむしろ次の金融危機震源地になるのではないかと考えられています。

まず、香港経済の特徴として、人民元とは異なる独自の通貨香港ドルが流通していることがあげられます。この香港ドルはドルペッグ制という米国ドルとの固定相場制がとられていて大体1USドルが7.8香港ドルくらいに維持されています。実質的に基軸通貨のUSドルが香港に流入することを期待するもので、貿易や投融資に伴う為替変動リスクがないのがメリットです。

香港に対する投資の大部分はタックスヘイブンペーパーカンパニーからのものですが、それを除くと最大の投資元はやはり中国です。投資総額の30%を占めており、このうちの多くは貿易、銀行などのサービス業に流れています。

一方、香港の貿易では赤字が続いています。香港の最大の貿易輸出国は中国であり、そのうち20%強が香港企業による広東省での生産活動関連のものです。近年の中国経済の失速と習氏の強硬外交によるリスクの増加が香港の輸出にとって大きな足かせとなってきています。貿易赤字を通じて香港からは資本が流出している一方、外資系ファンドが不動産に入ってきて香港においてインフレーションを起こしているのが現状です。経常収支の赤字がかさむとUSドルの利上げもあり、香港ドルがUSドルに対して高すぎると考えられ、短期筋が香港ドルを売りじかけます。香港政府側は香港ドル買いでドルペッグ制を維持しますが限界が来ればペッグははずれ、香港ドルは急落します。この場合外貨建てでの債務は香港ドル換算で急増することとなり信用不安が広がります。第二次アジア通貨危機です。

1997年のアジア通貨危機以降、アジア各国でスワップ取り決めのネットワークの構築が進められましたが、近年中国が自国勢力拡大のためにAIIBを設立、日本とアメリカを除いたまま独自の金融支援に動くなど(一帯一路構想)アジアの連携に陰りが見えます。この状態のまま香港発の通貨危機が起こり、第二次アジア通貨危機が起こって得をするのは状況の収拾の主体となり、アジアおよび香港での影響力を拡大しようとする中国です。もしも通貨危機が起こるならそれはある意味投資のチャンスなので今は手元の流動性を厚めに持っていたほうがいいと思います。

ここまで書いてきた内容がきちんと正しいか、実は全然自信がないのであんまりあてにしないでください。ソースはネットのニュースと自分の経験となんかノリで買った本とwikipedia2chです。。。

 

1年ちょっとしかいなかったけど自分的には結構好きな国です。日本かえって落ち着いたら金ためて旅行しようかな。。。

では。